「売らない店舗」を標榜するマルイの取り組みが今、面白い。
新宿店のメルカリステーションやベータもユニーク。
でも、有楽町店の1階は一歩進んでいる。
多くのポップアップストアが並び楽しい。
そして、それぞれに多くの工夫がなされている。
特にこの「MEDULLA」の仕組みが興味深い。
お客様それぞれのコンディションに合わせてシャンプーを調合する。
この4つのステップで香りまで選んでオリジナルなシャンプーを作る。
香りも多彩だ。
ユニークなのはここから。
この調合された商品は配送される。
だから、このお店では基本販売しない。
気に入れば、来店せずとも商品をネットで買い続けることも出来る。
したがって、この店舗スタッフの目標は、売上ではなくカスタマーを増やすこと。
これが「売らない店舗」の一つの姿ということだろう。
有楽町マルイを訪問して、そこにはいくつかのキーワードがあった。
まずは「売らない」
2つ目に「DtoC」
3つ目に「ポップアップ」
この3つだ。
実はこのポップアップという取り組みは2年前にもこのコラムで取り上げたが、リアルでは重要さは増している。
↓ LCXに見るPOP-UP
https://scandpartners.jp/blog/post-1551
これまでショッピングセンターでは、「販売、歩合賃料、定期借家による継続的契約」この3つが3種の神器
これを完全に覆す丸井の取り組み。
今後、どうなるのかまだ分からないが、コロナ禍にあって、まずは行動を起こす。
これに尽きる。
MEDULLAの詳しいことは丸井グループからのリリースを見てください。
https://www.0101maruigroup.co.jp/pdf/settlement/20_0123/20_0123_1.pdf
マルイはこれらの企業にエクイティを出す。
リスクを取った取り組みに丸井の本気度を感じます。