2 0 2 0 年 8 月 3 1 日 経済産業省から商業動態統計速報が出された。
そこには「-緩やかに持ち直しているものの、一部に弱さがみられる小売業販売-」というタイトルが付いていた。
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/result/pdf/h2sskihan.pdf
その中からショッピングセンターに関係する小売業の5項目を抜き出してグラフにした。
世間で言われている、もしくは業界内でも会話される内容にほぼ一致する。
日常に必要な食料品や医薬品は落ちることはなく、衣服・身の回り品や百貨店などの店舗を含む各種商品がはまだまだ元には戻っていない。
このコラム(8月21日)で掲載した下図、googleデータによる人流解析と一致する。
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https://scandpartners.jp/blog/post-6564
「人の動きが経済を支える」 コロナ禍が我々に教えた大きなテーマだ。
人が動かないと経済は動かない。
今夏、甲子園は中止、海の家も閉鎖、児童公園でさえ利用を制限された。
やや過剰な反応だったとは思うが、今後、アフターコロナがあるとすれば、選択は3つだろう。
1.元に戻るまでジッと待つか。
2.この水準でも今の商売が成り立つように組み立て直すか。
3.この環境で成り立つビジネスを始めるか。
この選択で今後の行方は左右されることになる。
でも、ようやく過剰反応は減り、皆、冷静に考え始めたように思う。
残念ながら欧米やアフリカでは未だ感染は広がっているが、幸いアジアでは収束に向かい始めた。
感染拡大と収束、この2つの動きはしばらく続く。
そうすると、「インバウンド客に頼ってきた商売」、「不要不急なものを売っていた店舗」、「デジタル化が遅れている企業」「固定費が重いビジネス」は、変わるチャンス。
我慢したこの期間を無駄にしないためにも。