SCアンドパートナーズ

Vol.282 「次に無くなるのは地上波だと思うのです。」

以前、このコラムで次に無くなるのは「地上波」ではないか、と書いた。

https://scandpartners.jp/blog/post-1142

地上波の番組がとにかくつまらない(ものが多い)

もちろん、面白いもの、ユニークなもの、リアルタイムなもの、その機能は地上波にはある。

今回の台風被害もことの重大さも刻々と伝えてくれた。

しかし、普段は、芸人さんという人々がバタバタとカンペを読みながらのバラエティばかり。

これはどうやら多くの人も思っているらしく、ネットフリックスの利用者はますます伸びている。

確かに、自分も普段、テレビで観るのは、Amazon primeか、YouTubeがほとんどだ。

ネットフリックスの伸長はオリジナル映像にあるらしい。

今、これにディズニーやAppleが追随する。

そもそも、決められた時間に決められた場所で見なければならないテレビ文化は過去のものとなろうとしている。

ショッピングだって、ECであれば、場所も時間も関係なく利用出来る。

だから、リアルの売り場は戦々恐々とする。

地上波だって同じこと。

ネットを介した映像の提供は、場所もデバイスも時間も選ばない。

個人の都合に提供者が合わせる。

提供者の都合に合わせる地上波、真剣に考える時期だろう。

実は洋服も似たような状況だと思う。

あらかじめ、S、M、L、7号、9号、13号と決められたサイズを大量に作り並べ、そのサイズに顧客が合わせる。

そんなの生産効率を考えたら当たり前じゃないか、と言われそうだが、それが限界に来てるのではないか。

季節を先取りと勝手に作った服を勝手に作ったサイズで大量に並べて、余ればセール。

戦後、作られた当たり前が当たり前じゃ無くなってることを一つ一つ見直していかないといけない。

1万年かかる計算を3分で出来る時代が目の前なのだから。

この記事を共有する

CONTACT USお問い合わせ

これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-