以前、このコラムで次に無くなるのは「地上波」ではないか、と書いた。
https://scandpartners.jp/blog/post-1142
地上波の番組がとにかくつまらない(ものが多い)
もちろん、面白いもの、ユニークなもの、リアルタイムなもの、その機能は地上波にはある。
今回の台風被害もことの重大さも刻々と伝えてくれた。
しかし、普段は、芸人さんという人々がバタバタとカンペを読みながらのバラエティばかり。
これはどうやら多くの人も思っているらしく、ネットフリックスの利用者はますます伸びている。
確かに、自分も普段、テレビで観るのは、Amazon primeか、YouTubeがほとんどだ。
ネットフリックスの伸長はオリジナル映像にあるらしい。
今、これにディズニーやAppleが追随する。
そもそも、決められた時間に決められた場所で見なければならないテレビ文化は過去のものとなろうとしている。
ショッピングだって、ECであれば、場所も時間も関係なく利用出来る。
だから、リアルの売り場は戦々恐々とする。
地上波だって同じこと。
ネットを介した映像の提供は、場所もデバイスも時間も選ばない。
個人の都合に提供者が合わせる。
提供者の都合に合わせる地上波、真剣に考える時期だろう。
実は洋服も似たような状況だと思う。
あらかじめ、S、M、L、7号、9号、13号と決められたサイズを大量に作り並べ、そのサイズに顧客が合わせる。
そんなの生産効率を考えたら当たり前じゃないか、と言われそうだが、それが限界に来てるのではないか。
季節を先取りと勝手に作った服を勝手に作ったサイズで大量に並べて、余ればセール。
戦後、作られた当たり前が当たり前じゃ無くなってることを一つ一つ見直していかないといけない。
1万年かかる計算を3分で出来る時代が目の前なのだから。