豊田市駅前にある「t-FACE」
運営するのは「豊田まちづくり株式会社」
施設名称から受ける感じとはちょっと違った響きです。
でも、この社名が表すように、本当に、真剣に、真正面から、真摯に、豊田市の街づくりに取り組んでいます。
地域貢献とか、地域共生とか、お題目を言うSCは多いけど、ここはかなり異質。
会社の成り立ちが違うのでしょうね。
ここt-FACEの最近の話題で大きかったのは2021年9月の松坂屋の撤退です。
1万8,000㎡が一気に空床に。
それもコロナ禍
そのコロナ禍&1.8万㎡の撤退という相当のピンチ
でも、そこは担当者たちの熱意で見事に乗り切っていました。
一部に三越を迎えながら、無いものは無い、と言えるほど、店舗が充実。
同社は賃貸業だけでなく、複数の店舗を直営。
買い付け、仕入れ、在庫リスクを持って店舗を運営しています。
そして、今回驚いたのは、「就労継続支援B型事業所」の導入。
次世代型デジタルハイブリッドアミューズメントフィールド【UNIBO】
詳しくはこちらのサイトから見て欲しいのですが、ここに取り組んでいるSCを今まで見たことがありません。
↓
https://n-fukushi.jp/facility/unibo_toyota
売上を追い掛けているSCが多い中で地域と共に生きているt-FACEの懐の深さを感じます。
そして、行政との連携
子供たちの遊び場も含めてワンフロアが行政フロア。
そしてパスポートセンターも。
松坂屋の撤退を機に貸しホールもスタート。
こちらはキッチン付き。
こちらはフリールーム。
接続が出来るのでかなり広いスペースに。
ピンチをピンチとせず、豊田市という立地で見事に再生させた担当者たちの話を聞いていると、「愛」を感じます。
商業施設って、寝食を忘れて打ち込む人がいて、輝ける。
そんなことを感じて帰ってきました。
以前、このコラムでも取り上げましたが、立地や規模に不平不満を言っても始まらない。
前進あるのみ!ですね。
↓
https://scandpartners.jp/blog/post-12825