昨日はSC協会主催のセミナーに登壇。
今回はSC協会としては珍しく4時間を1人で。
普段は1人70分ほどで数名の登壇で開催されることの多い同協会のセミナーですが、今回は1人通しでの開催でした。
場所は、東京ドーム近くの「日中友好会館」
初めてきました。
名前からして歴史を感じますよね。
会場はこちらの大ホール
SC協会にある会場のキャパを超えたので、急遽こちらに会場を変更。
ご参加の方にはご迷惑をお掛けしました。
会場に着くと準備中。
かなり広い。
この人数になるとセミナーと言うより、「講演会」の色が強くなるので、自分としてはもう少しこじんまりを希望なのですが、今回はたくさんの方に申し込んで頂き、感謝申し上げます。
タイトルのテナントリーシングの基礎を説明するための120ページのテキストとテナントに説明する項目、そして、テナントの出店時の簡易損益。
テナントリーシングは、必ず賃料交渉と言うプロセスが発生する。
でも、この交渉と言う作業は、腹の探り合いになったり、駆け引きになったり、精神的なストレスも、時間的なストレスもかなりな負担。
これを何とか軽減できないか。
そんなことをずっと考えた結果が、「お互いを理解する」しかないな、と言うこと。
その一つがテナント側の損益計算書
最近、SCのフロア担当、営業担当の方は、売上売上とそればかりにフォーカスしますが、実際は利益が大事。
赤字が予想されたら出店しないし、赤字だから退店する。
売上も大切だけど、利益がもっと大切。
コロナ禍で退店したのも売上が悪いからではなく、赤字だから。
それを理解しないとテナントリーシングは成立しない。
もちろん、夢や挑戦や成長の足掛かりなど出店決定のファクターはある。
でも、赤字じゃ続かない。
そんなことを昨日、お伝えしました。
そして、最後の1時間を使ってこれからのショッピングセンタービジネスの行方。
これは、かなり、私の個人的な分析が大いに入ってる内容なので真偽はこれから。
でも、言えることは、人口が毎年60万人ずついなくなり、子供の数は年々減少する。
その上で停滞する日本経済。
この環境下では、今のまま、5年、10年と同じアナログな活動をやり続けられるのか。
なかなか、難しい。
今、トヨタだってEVへの変化に直面し大きく変わろうとしている。
Googleだって、MicrosoftのchatGPTに対抗すべく技術開発を急ぐ。
こんな時代にショッピングセンターだけアナログな作業を相変わらずこの先も続けるのか。
1991年にピークアウトした百貨店と同じ道を歩むのか。
でも、コロナ禍で変わると思いきや、ほぼ元通り。
リーシングもこれまでの賃料ビジネスを繰り返すのか。
テナントリーシングと言う業務そのものが変わる。
そんなことをお伝えしましたが、この後、参加の方にはサンキューメールを送りますので、そこに感想など返信いただける嬉しいです。
一緒に考えましょう。
なお、サンキューメールNGの申告をされた方には送りませんのでご安心ください。
では、次のセミナーは、販促担当者向けです。
詳しくは、こちから見てください