今年もSC経営士試験の申込が6月1日から始まりました。
SC経営士について日本SC協会のHPに下記のように記載されています。
SC経営士は一般社団法人日本ショッピングセンター協会が認定する資格制度であり、1992年に創設されました。
SC経営士とは、SC(ショッピングセンター)に関する専門知識を総合的・体系的に体得し、その専門知識を活かして、現在および将来のSC経営やSC業界、地域社会の発展に貢献できる資質を持った方のことをいいます。
SC経営士になるためには、当協会が実施するSC経営士試験に合格することが必要です。
試験はSCに関する専門知識や能力について筆記試験(一次試験)と論文および口頭試問(二次試験)を実施します。この試験に合格し登録された方を、SC経営士として認定しています。
1次試験、2次試験を通過すると「SC経営士」の称号が得られます。
ここで注意しなければならないのは、この試験は、国家資格ではなく「民間資格」であると言うことです。
だから、宅建士のように重要事項説明などの法律行為が出来るわけでもなく、この資格が無ければSC経営が出来ないわけでもありません。
この資格を持たなくてもSCの業務に従事することに何ら支障はありません。
では、何故、受けるのか。
それは、少なくともSC事業の中では唯一の資格であること。
そして、合格者(現在800名ほど)で組織するSC経営士会を通じて、研修会に参加し、業界内のネットワークを広げ情報交流を促進します。
自己研鑽と人脈づくり。
同じ業界で働く皆が敵対することなく、お互いで切磋琢磨し合いながら共に成長する仕組みが提供されます。
例えば、名刺に「SC経営士」と記載した方同士の名刺交換は、「あっ、何期ですか?」「私、22期です」と一気にコミュニケーションが深まります。
受験科目は5科目と多く、学習は大変ですが、マーケティングや経営戦略など知識は確実に拡充されます。
まだ、受験を悩んでいる方もいると思いますが、まずは行動すること。
それが全てですね。
行動しなければ結果はありません。
ぜひ、チャレンジしてほしいと思います。
私の好きな小説「夢をかえるゾウ」のPART3ではガネーシャがこんなことを言っています。
~以下、引用~
「たとえば『資格を取りたい』て言うてる人がおって、でもそいつは全然、資格試験受けへんねん。
そんで、そいつに『何で資格受けへんの?』て聞くとな、『もっとこの分野のことを調べてからにする』とか『今の仕事を一段落させてからにする』て言うねんな。
いや、確かにその分野のこと調べるんは大事やし、いきなり仕事を放り出して勉強するんも間違うてる。
でもな、もし本音では、ただ資格試験に落ちるのが怖いだけやのに、その怖さから逃げるために『筋の通った話』を作ってたとしたら、それ一番危ないことやで。
成功するために本当にやらなあかんことも、言い訳つけて逃げる習慣ができてまうからな。
そんな風になるくらいなら、『資格試験に落ちるのが怖いから受けてない』て正直に言える方がまだましやで」
耳が痛い話ですが、この通りですね。
悩まずに行動しましょう。