このコラム Vol.818 「なんば駅周辺を歩行者の空間に」 | SCアンドパートナーズ – SCアンドパートナーズは店舗およびショッピングセンターの経営支援から経営に関するセミナーを展開 (scandpartners.jp)
で紹介した難波駅前の歩行者空間化が少しずつ進んでいます。
場所は南海難波駅と丸井の間。
この取り組み、相当の英断だと思います。
色々、不便になる方やこれまでの商売の方法を変えないといけない方もたくさんいることでしょう。
でも、「道路を人に返す」取り組み。
素晴らしい。
今、全国で都市再生特区や国家戦略特区なるもので建物の高層化が進み、明らかにニーズをオーバーした開発が行われています。
建物の高層化は、都市整備や都市の不燃化や公開空地の捻出などそれはそれで価値はありますが、膨大なエネルギーが消費される高層ビルをこれ以上造っていいのだろうか、と思っています。
そんな中、この取り組みは既存の資源を改修して環境や安全を確保する。
完成の暁はたくさんの人が往来するでしょう。
こういった取り組みが各地で進むことを期待しています。
2019年まで外客でごった返した場所。
工事が着々と進んでいます。
この広場に入る道路は途中で封鎖
この広場に接する「通り」や「筋」からはストレスなく歩行者はアクセス出来る。
大阪の特徴は「頭端駅」の存在。
この難波の南海、梅田の阪急など終着駅ならではの旅情があります。
東京のように相互乗り入れは便利だけど、どこの線に乗っているのか分からず、乗っていると路線名が変わる。
便利と言えば便利だけど、一抹の寂しさもあります。
この南海もゆくゆくは梅田につながる聞きます。
大阪らしさ、この歩行者へ道を返す人優先の街づくり、期待しています。
南海の駅の佇まい、いいですね。