この場所が今年の11月8日から完全な歩行者専用の空間になる。
コロナ禍前は海外から来た観光客でごった返していたこの場所、歩行者空間にするとは、相当の英断ですね。
大阪市の発表を見ると、エリアは高島屋とマルイの間。
詳細な図面もリリースされています。
ここに至るまで13年の歳月がかかったようですが、私個人の意見としては、大変すばらしい取り組みと思います。
もちろん、この歩行者空間化には、
1 納入業者の皆さんは不便になる。
2 タクシー乗り場は駅から離れる。
3 通行車両は迂回しなければならない。
など、不便を強いられる方もたくさんいます。
でも、きっと、人が集まり、賑わいが戻れば、たくさんの乗客と売上と納品が復活し、不便はありながらも収入が増加することが期待できます。
戦後、とにかく、車優先で作られた街づくり。
人が階段で上り下りする歩道橋が日本全国に造られたのも高度成長期の産物。
道路を作り直すことより、人を上下に動かすことを優先した代表例。
もちろん、昔は交通戦争と言われ、毎年1万人が交通事故で亡くなっていた日本の状況を一刻も早く改善するためにはこういった人に不便を強いることも仕方なかったのでしょう。
それも理解できます。
でも、そろそろ、その考え方を見直すことも必要ですね。
今度は、街を人に取り戻す。
車より人が優先。
もちろん、色々な意見もあると思いますが、そろそろ、そんな時期に差し掛かっていると感じます。
詳しくは、