日本には昔から自然発生的に出来た「横丁」がそこかしこにあり、その街の個性を形作ってきました。
しかし、最近は、都市再生特区、国家戦略特区と言った開発促進法制や、PPPやPFIなどの開発を促進する手法も多数登場し、昔の古き良き街並みがどんどん失われて寂しく感じている一方で人工的に作られた「横丁」が増加し、どこも盛況です。
古くは恵比寿横丁
その他、野毛たべもの横丁、虎ノ門横丁、日の出フードホール、渋谷横丁などなど。
コロナ禍にも関わらず、次々に開発されています。
先日、このコラムで紹介した「天神イナチカ」もその一つですね。
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https://scandpartners.jp/blog/post-9789
面白いのは、街そのものが横丁みたいな場所まで横丁が登場
何だか、不思議な感じです。
そして、横浜駅にほど近い「横浜西口一番街」
居酒屋などの飲食店が立ち並ぶ横浜駅西口に登場。
ここにわざわざ入るのだろうか、と思ってのが大きな間違い。
来るわ来るわ、どんどんお客がやってきて、あっという間に満杯。
それもほぼ20代
(見渡すと明らかに私が最年長。。。居ずらい)
恐らく本物の横丁に行ったことがない人も多そうです。
「なぜ、ここに来るのか」
ネットでググると開発者やクリエイターや文化人やライターの分析や評価の記事はあるのですが、この若者たちの意識は違うんじゃないか、と感じます。
リサーチが必要ですね。
本物の横丁は一見(いちげん)では行きにくいけど、こういうところなら安心ということでしょうか。
中には「出会いを求めて」という場所になっている施設もあるようです。
鉄骨造で低投資、資金回収が早い横丁。
コロナ禍が収束に向かう中、新しい文化として横丁の勢いはまだまだ続きそうです。
ちなみに私は、「ひろめ市場」が好きです。