完全キャッシュレス。NOCASHの商業施設「よかど鹿児島」
場所は鹿児島天文館エリアの山形屋の向かい側
鹿児島銀行の本店建物の建て替えで作られました。
詳しくは、鹿児島銀行のリリースを。
https://www.kagin.co.jp/library/pdf_release/news20200324_188.pdf
入ると真ん中にアトリウム。
小規模ながらもゆったりした空間です。
本店ビルと別館ビルに分かれています。
別館にはフードコート
本店ビルに並ぶお店は基本地元のものが多く、鹿児島を感じることが出来ます。
ここに来た目的は、これ。
この施設内は完全キャッシュレス。
現金は使えません。
※HPより
使えるのは、表示あるようにクレジットカード、電子マネー、QRコード決済
現金しか持ってないよ、という方のためにエディが用意されています。
ここでカードを買ってコンビニでチャージ。
楽天ポイントも貯まるようです。
今回、特徴的なのは、この「payどん」
さすが銀行。
このpayどんのユニークなのは、鹿児島銀行に口座があればそこから直接払える(チャージなどが不要)
でも、払い過ぎが怖いよ、という人は予めチャージしても使える。
よく考えられています。
ポイントも貯まるようです。
そして地域振興券もデジタル化されています。
今回、ネットの書き込みを見るとネガティブなコメントも多いですが、確かに商業施設としては規模も小さく、動線などのレイアウトも突っ込みどころはありますが、このキャッシュレスSCにチャレンジしたことはまずは第1歩だと思います。
主体が銀行と言うこともありますが、いずれこの世界がやってくるわけで、その先取り。
新しいことって、否定されることが多いですが、まずはチャレンジ。
キャッシュレスが進めば、今、SCの現場で行われている「現金入金機と輸送」「釣銭準備金と両替機」「売上日報のチェック」などの作業から解放されるし、そこにかかる警備費も部屋も不要になる。
必ずやってくる未来です。
2022年6月1日、経済産業省からキャッシュレスの動向が発表されました。
2021年のキャッシュレス決済比率は30%を超えて堅調に上昇し、32.5%となり、その内訳は、クレジットカードが27.7%、デビットカードが0.92%、電子マネーが2.0%、コード決済が1.8%
出所 経済産業省 https://www.meti.go.jp/press/2022/06/20220601002/20220601002.html
経済産業省は、キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%まで上昇させることを目指し、キャッシュレス決済の推進に取り組んでいます。
SCの売上金管理業務はいつまで続くのでしょう。