今日は「働き方改革」について感じていることを。
ここ数年、叫ばれる働き方改革
“働いてばかりいないで早く帰りなさい”と“ワークライフバランス”
ここについて異論は無い。
でも、私が感じているのは、次の2つ。
まず、一つ目。
「働き方改革」は、「働かせ方改革」と言い換えた方が良いのでは?と。
働く時間を自らでコントロール出来る就業者は限られる。
多くの人は、ノルマに追われ、仕事に追われ、顧客からも急かされて、仕事を切り上げて早く帰ることなど難しい。
そして、発言権の無い陪席会議、議題も無い定例会議、答えは根回しと事前説明で決まっている形式会議、会議のための会議、それらの会議資料作成、などなど。
自動化されずに集めたデータの再入力
顧客に何ら価値を生み出さない業務の数々
とにかく、これらを無くさないと時間はいくらあっても足りない。
私が入社した頃は、パソコンどころかFAXも無い時代。
表計算は、定規で線を引いて表を作って、そこに手書きで数字を記入し、電卓で縦計算横計算。
検算は、縦と横の計が一致すること。(これがなかなか一致しない)
表1枚に数時間、なんてことも。
ところが今は数分で出来る表計算。
どう考えても効率は上がっているように思うが、どうもそうでも無い。
空いた時間を我々は何に使っているのか。
これがまず1つの目
そして、2つ目は。「働き方改革」を「もっと働こう」と言い換えたい。
これは同じ仕事を延々とやり続けるとか、会社に滅私奉公するとか、そういうことでは無く、もっと色々な経験(体験)をしたらどうだろう、ということ。
副業、復業、ボランティアなど。
ブログを書いてもいい。
趣味をYouTubeに載せるのいい。
せどりをやってもいい。
被災地に手伝いに行ってもいい。
とにかく、何か違うことを経験として積む。
仕事と遊びの中間。
ひょっとしたらお金になるかもしれないし、仲間も出来る。
違う人生が始まるかもしれない。
この2つは、「働き方改革」で出来た時間をどう使うか。
ここにポイントがある。
誰もが余命80年で生まれてくる。
人生100年時代と言っても健康寿命は72歳。
限られた時間をどう使うか。
働き方改革の目指すのは、そこにあるのでは?
だから「もっと働こう」
人生を豊かにする働き方で。