セミナーや研修の終了後、「事例を」と聞く方が多くいます。
アンケートでも「事例を聞きたい」という回答も多いです。
「成功事例を聞きたい」という意見も。
とにかく、事例、事例。
でも、聞く方の企業名も企業規模も施設の規模も店舗数も、それこそ立地も分からない中でやたらに事例を挙げても参考にはならないのではないかといつも思っていました。
質問も「販促事例を知りたい」と聞かれても答えようがありませんが、「郊外SCで子供を集める販促事例を知りたい」と聞かれれば答えようもあるし、「今、こんな販促を考えているのだけどどう思いますか」と聞かれれば答えることもできます。
「こんな課題を持っているけど、解決につながる事例はありますか」と聞かれれば答えようもある。
事例は、「集めるもの」ではなく、自らで「作るもの」
そんなことを感じながら、とにかく事例を集めている人が多いという印象を持っていました。
ところがある方のセミナーを聞いていて、その話す内容を聞きながら、ひょっとしたら自分の話は聞いている方のイマジネーションにつながっていないのかも。
という自責(反省)を感じる場面が先日ありました。
不特定多数の方が集まるセミナーではなかなか全員の状況は分からず、ドンズバな話ができないことも多い。
でも、今年は、出来るだけ相手の中でイマジネーションが湧くような話し方をしようと思った瞬間でした。
相手の言葉で話す、ですね。