先日のゼミの時、近年、環境問題から「脱成長」という言葉を聞くようになったけど日本ではどうなんだろうか、という話題になったので少し調べてみました。
最近、よく目にするようになったGDPの推移を比較したものですが、日本の成長は見えません。
内閣府の出しているデータを見てもほとんど変わっていませんね。
では、米国を1にした時、日本はどのように変化するのか。
このグラフは1つ目のグラフの数値を指数化。(1980年を1として成長率を算出し、その上で米国の1980年を基準に比較しています)
やはり2000年頃から米国と比べると成長どころかマイナス。
実は、日本ではこの20年、既に脱成長を達成してしまっているのではないか、という仮説です。(米国と比べること、GDPを使用することの是非はありますが)
もちろん、環境問題や気候変動や脱炭素社会への対応は疑うところは無いところ。
化石賞をもらった日本では尚更のこと。
今回、考えたいのは、日本人の働き方、企業の社員に対する働かせ方、そして、生産性。
この20年、働いてきた日本人は忙しくなかったのか。
そんなことは無い。
有給も育休も取得できないくらい皆、忙しく、働いてきた。
24時間営業も多い。
勤勉な日本人。
ところが、
脱成長の20年?
その上、化石賞?
社会課題は、ここにもありそうです。