SCアンドパートナーズ

Vol.643 「マスコミの話は半分くらいが丁度いい」

今回のコロナ禍の報道を通して、改めてマスコミの威力を知った。

今も出張で地方に行くと一様に「東京、大変ですねー」と言われる。

確かに毎日毎日赤く塗られた地図と渋谷スクランブル交差点を観せられるとそんな気分にもなる。

でも、渋谷のスクランブル交差点は、日本でもかなり特殊な場所。

私が見るとかなり人が減っているように見えても、そもそもの数が数だけに地方の方が見ると「東京、人多いなー」と見えると思う。

東京すべてが渋谷スクランブル交差点では無い。

感染者の数も大きく報道されてきたので、毎日、バタバタと倒れているように見えるのかもしれない。

でも、周囲を見渡してもそこまでの状況はあまり実感はない。

結構、ギャップがある。

正しい情報を伝えることは大切。

誇張しすぎはミスリードを招く。

逆に事故があって誰かの助けで人が救われた、と言った良い話はあまり流されない。

悪く悲しい話をたくさん流す。

これも「視聴者の観たいものを流している」と言われればそれまでだが、電波は偏った報道だけでは困る。

今、緊急事態宣言が解除され、徐々に街が活気を戻しつつあるが、人が動けば接触は増え、感染も増えよう。

でも、それはWithコロナの始まり。

マスコミが大きく感染拡大を叫び、専門家が行動制限を主張した時、新政権はどう動くのか。

人命を軽視するつもりは無い。

エッセンシャルワーカーの皆様にも感謝しかない。

最近、人流抑制、行動制限と共にようやく医療体制の整備も叫ばれるようになった。

治療薬も近いうちにリリースされそうだ。

マスコミが流したいものと、視聴者が観たいもの、国民の期待するテーマ。

マスコミの即時性は有益なことも多いのも確か。

だから我々はマスコミから流れる情報すべてを鵜呑みにせず、冷静に行動することが必要なんだとコロナ禍を通して一番感じたことかもしれません。

社会課題はコロナだけでは無いはず。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

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