SCアンドパートナーズ

Vol.523 「日本でコロナ感染が低い理由」

先日、スパコンで二重マスクの効果についてシミュレーションした結果が報道された。

そこでは、マスクは二重にしても思ったほど効果は上がらず、1枚でいいから、しっかり広く顔にフィットさせて装着する方が飛沫防止には効果が高いという結果だった。

この報道を観て強く感じたのはシミュレーションの目的が二重にすることによる感染予防(ウイルスの侵入防止)効果では無く、飛沫防止効果だった点だ。

マスクは感染予防から飛沫防止へと目的の重心は変わっている。

マスクをしない人が多いある国では他人に感染させないことより、まず自らの防止の方が大切であり、他人のためにマスクをするという発想が少ないと聞いたことがある。

自らが、それぞれで、自助努力をすれば一緒だろう、と。

日本では、小さい頃から親に「人様に迷惑をかけるんじゃありません」と教わってきた。

そんな教育や価値観が日本で爆発的な感染拡大や死者が出ない一つの理由なのかと今回のシミュレーション結果報道を見て感じました。

最近は、SNSでひどいことを書かれることも多いけど、最後は、他人を思いやる日本がコロナを収束させる。

そんな気持ちになりました。

マスク警察、その価値観の結果なのかもしれません。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

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