SCアンドパートナーズ

Vol.491 「研修スタイルも様変わり」

昨日、依頼を受けた企業の「社内ワークショップ」を開催しました。

今は緊急事態宣言中と言うこともあり、オンラインでの開催。

私はその企業へ伺い研修事務局と一緒にリモートによる運営です。

参加者の皆は、それぞれの事業所(や自宅)からの参加。

ZOOM画面を通して、私から課題を提示しグループディスカッションを行い発表を繰り返します。

前回の緊急事態宣言(昨年4月)時点では、ZOOMのセキュリティに不安があったこともあり企業の多くはZOOM以外が使われていましたが、今はセキュリティも向上し、実際この1年、大きなトラブルも無かったこともあり多くの企業でZOOMが使用可能になりました。

私も企業に合わせて色々な会議アプリを使ってきましたが資料の共有、共有資料の容量制限、ホスト権限の委譲、グループ分け、チャット、リアクションなどの機能はやはりZOOMが一番使い易い。

研修向きですね。

ただ、オンラインになると、事前の準備、参加者の入室確認、音声や画像のチェック、通信環境の整備、つながらない時の対応、参加者のデバイスの特性などリアルとはまた違った調整業務や段取りも発生するので事務局の皆様は、これまでとは違ったご苦労があり慣れるまでは大変です。

でも、オンラインの良さは、「移動が不要」になることが一番大きい。

1つの会場に集合してもらうためには、皆さん、そこまで移動しなければならない。

仮に片道1時間、余裕を見て動くことを考えると合計3時間は移動で取られてしまいます。

そして、今は接触を無くすことが第一優先。

講師側としては、小刻みな参加者とのやり取りや参加者の表情を見ながら休憩を入れたりと、きめ細かな運営が出来ないこともあり、やはり、リアルでの開催が希望なのですが、今はそうもいきません。

でも、昨日、4時間のワークショップをオンラインで途中ブレイクアウトセッションを数回挟みながら行いましたが、上記の利点を考慮するとひょっとしたら今後これが主流になるのかも、とも思いました。

終了後、事務局とも「今後は、オンラインが主になり、リアル開催が従になるんですかね」と。

主従逆転。

事業所が全国にある会社では、なおさらですね。

でも、普段接しない同じ会社の人と実際に顔を合わせることも大切だし、研修終了後の懇親会も社内コミュニケーションにはとても有用です。

懇親会で打ち解けた相手には次の日から気軽に電話もメールもしやすくなる。

社内融和。

いずれにしてもコロナ禍が終わるまでは、オンラインスタイルは避けられません。

また、コロナが終わっても次の感染症がいつやってくるか分からないし、感染症以外の災害も想定されるので、どのようにも対応出来るようにしておくことが大切なのでしょう。

(事務局の皆様、参加者の皆様、お疲れ様でした。)

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-