2020年12月4日、小田原駅東口に「ミナカ小田原」が開業しました。
場所は、小田原駅を降りてすぐ。
小田原城址公園へと向かう「お城通り」沿い
お城通り沿いには日本らしい建築物が連なり、お土産物や特産品が並びます。
駅から少し歩くとエスカレーターがあるので、それで上に上がるとオープンスペースが広がります。
皆、思い思いに時間を過ごしていますね。
左側後ろのビルには、ホテル(客室174室)や行政施設や図書館が入居。
面白いのはここ。
広場に面した店舗の上も客室(旅籠)だそうです。
風情がありますね。
ビルを上がると小田原市の図書館。
良い感じです。
最上階まで上がると足湯が。
この足湯は無料です。タオルは有料で買えます。
最上階まで上がると小田原城、相模湾、箱根が一望できて絶景です。
お城っていいですね。
フードホールやコワーキングスペースもあるので、いろいろな利用方法がありそうです。
日が暮れてくるとさらに良い雰囲気になりますね。
この場所は、元は国鉄の貨物駅だった土地を小田原市が取得し、その後、活用を考えてきたところ、今回「万葉の湯」がその開発者に選定され、開業にこぎつけたというもの。
この開発を決めた時は、箱根に海外からのお客様もたくさん来られている時期でしたから、このコロナ禍は想定外だったと思いますが、よく開業したと感心します。
ご苦労の連続だったことかと。
ちょっと気になったのはやはり動線。
ところどころ狭い通路でつないでいたり、動線が交錯してどこから入っていいのか分からなかったりする場所があるので、少しずつ改善していくといいと思います。
そして、これは新規開発の時、いつも悩むのは、「どこまでコンセプトを研ぎ澄ますか」、です。
今回のように「日本」をテーマにデザインや狭い路地、低いくぐり戸(木戸)などを設えていますが、これが成功すればいいのですが、今回のように社会環境の変化があった時、変更できる幅が狭い。
「糊代(のりしろ)」「汎用性」「可変性」「対応力」というべきかもしれません。
とにかく、今は早くコロナが収束して、以前のように箱根にたくさんのインバウンド客が来ることを期待したいと思います。
ちなみにミナカ小田原の隣、お城側には小田原市の施設「ウメコ」があります。
このウメコは駐車場と市民施設。
貸しホールや会議室やイベントも開かれる市民のコミュニティ施設になっています。
私が小田原市の「商業戦略推進アドバイザー」として打ち合わせに行く時は、ここの会議室で開催されるので時折、訪れる場所です。
ミナカ小田原を視察する時は、このウメコからお城まで足を伸ばすことをお勧めします。
小田原は、海も漁港も山もお城もあり、そして東京へも新幹線に乗れば30分。
小田急線を使えば通勤圏内。
在宅ワークが可能であれば最高の立地です。
小田原城公園から見る海は、シアトルの「エリオット湾」のようですよ。
この海の写真は、漁港にある「TOTOCO小田原」のテラスから撮ったものです。
今、小田原市は、コロナ禍で人口が増加しています。