2020年11月商業動態統計からショッピングセンターに関係する数値だけを引き抜きグラフ化したものが下図。
昨年の消費税導入後の反動による前年の落ち込みがあり10月は前年に近づいたものの11月はマイナスとなっている。
下図はVol.471で掲載した業態別売上高推移と一致する。
そして、注目すべきはgoogleが発表している人の移動状況(東京都)
下図は、それをグラフ化したもの。
食料品などのコモディティな場所には人は向かっているものの「小売り/娯楽分野」の場所への人の移動は相変わらず弱い。
ちょっと気になるのは、これまで堅調だった食料品などもやや弱含みになっていること。
やはり、第3波と言われる感染拡大の影響だろう。
そして、何より深刻なのは、鉄道駅などへの人の移動。
概ね30%程度のダウンが続く。
確かに電車は空いているし、帰りは早い。
これまで一等地とされていた鉄道駅への影響は大きい。
現在、GO TOもストップする中、この状況はしばらく続くことが予想される。
変異したウイルスが日本に入ってきているというニュースも飛び込む。
この環境下では、これを「通常」として対応するしか我々に術はないのでしょう。
あまりに酷な現実。
しかし、ワクチンと治療薬が流通するまで、しばらくはこの状況は続く。
それが現実と思うと憂鬱になりますね。