企業研修では時折、残念な経験をすることがあります。
それは、参加者の中に参加することを納得されていない方がいる時です。
納得されていない方は、研修が始まる前からその雰囲気で包まれています。
不思議なものでそれは一目で分かります。
体が「斜め」になっているように見えるのです。
でも、そのような姿勢(気持ち)になってしまうことには何らかの理由や背景があると思うのですが、残念ながら講師の私には分かりません。
私に出来ることは、与えられた時間の中で、その斜めを向いている姿勢を何とか「真正面」に向いてくれるように当たることです。
でも、力及ばず、最後まで真正面を向いてくれずに終了してしまうことも少なくありません。(残念ですが)
我々は常に「選択」を迫られて生きています。
例えば、
・朝起きて布団から出る
→(でも布団から出ないという選択肢もあります)
・布団から出ても、また布団に戻る選択肢もあります。
・着替える
→ (着替えないという選択肢もあります)
・会社に向かう
→(会社に向かわないという選択肢もあります)
・指示された研修に参加する
→(参加しないという選択肢もあります)
その日、研修会場に着席するまでにもこれだけの選択肢を自らの意思で選択しています。
そして今、着席している事実。
すべて自分の選択の結果なのです。
何ともったいないことでしょう。
今、そこにいる「自分」
この会社に勤めている「自分」
これも全て自らの選択の結果なのです。
結局、これまでの選択が今の自分を作っている。
とすると、
過去の選択が今の自分を作っている。
今、この瞬間の選択が、明日の自分を作る。
明日の選択が将来の自分を決める。
「選択」
自分の選択権は自分が持っています。
人生という限られた時間において、「選択」が一番大切なことだと思うのです。