オープンモールであることから今コロナ禍においても多くの来場者を迎える「グランベリーパーク」
今、オープンエアは、アドバンテージだ。
そのグランベリーパークも今月で1周年。
早いものです。
開業時、たくさんの人が押し寄せ話題になるも突然のコロナ禍。
緊急事態宣言時は長期の休業を余儀なくされた。
多難な初年度となってしまった。
でも、今は住宅立地ということもあり、たくさんのお客様が訪れる。
その力はやはり「多様な機能」ではないかと思う。
お買い物はもちろんだが、体験型の装置も多く、そして、キッズディスカバリーのような小さなお子様も長く滞在できる。
このポイントは、大きい。
そして、一番の強みは「パーク」の存在だ。
鶴間公園に向かうこのコネクトゾーンは、お客様の時間の流れを遅くするスイッチングゾーン。
ちまたにある、「売らんがためのSCや百貨店」とは一線を画す。
このコネクトゾーンをゆっくり下っていくと、そこには本物の公園がある。
元々ここはもっと樹木が生い茂りいつも薄暗い公園だった(少し怖かった)
木を伐採し、遊具をおいて、皆が楽しめる場所に行政(町田市)が取り組んだ。
民間と一体となって開発に尽力した町田市の英断に頭が下がる。
ここでは、ピクニックに来る人、バトミントンをする人、子供たちの声援が聞こえる。
今、ショッピングセンターはつまらない。
何故なら、ターゲットを決め、「誰に何を売るか」そんなことばかり考えている。
でも、お客様は十人十色、いろいろな価値観や楽しみ方を持っている。
その楽しみ方をどうやって実現するか。
そこに真髄がある。
だから、これからのショッピングセンターは、「モノを売ろう」などを考えてはいけない。
では、「コト消費」か。
それも違う。
市民がそれぞれ思い思いの楽しみ方をする、そのプラットホームになるべきだと思う。
お仕着せのターゲットやコンセプトなど不要だ。
いかに多くのお客様に楽しんでいただけるか。
そこに尽きる。
今は、スマホで買い物できる時代。
SCの将来への一つの答えが、ここグランベリーパークにはあると思う。