このコラムVol.381で日本の合計特殊出生率が1.36まで下がり、2019年の出生数が90万人を割る現実を指摘した。
https://scandpartners.jp/blog/post-5585
結果、2019年生まれた子供の数は90万人を割り、団塊の世代270万人に対して3分の1となった。
ところが、コロナ禍によって更に出生数は減少することが予測されている。
「2020年1~7月に受理した妊娠届は51万3850件、前年比5.1%減」
「来年の生まれてくる子供は80万人を割る可能性」
と厚生労働省からの発表だ。
このままでは社会保障制度の担い手が少なくなり、コロナ禍で人口減少のペースが加速すれば年金や医療などの制度が危い。
小売りの売上高前年比に一喜一憂するどころの話では無く、将来の日本の設計図が大きく変わるだろう。