2020年9月18日、名古屋市久屋大通公園が商業施設と一体となった「Hisaya-odori Park（ヒサヤオオドオリパーク）」としてオープン。

事業者の三井不動産株式会社のリリースでは、

「本事業は名古屋市が策定した「栄地区グランドビジョン」に基づき、2017年10月に実施された錦通から外堀通までのエリアの整備運営を行う事業者の公募において、当社が2018年2月に事業者として選定され進めてきたものです。南北約1kmにわたる公園に24棟の店舗施設を設置、公園とあわせて運営・維持管理を行うPark-PFI制度を用いた事業として日本最大級のプロジェクトとなります。」

とあるように、ここは Park-PFI制度による開発。

この制度は、都市公園法改正によって設けられた「公募設置管理制度」。

これまで民間が触れられなかった公園を民間の力で活性化出来るようになった画期的な制度だと思います。

場所は名古屋の中心市街の栄地区

このエリアをゾーンに分けながらの開発。

計画図からは、カジュアルからシンボル性に広がることが分かります。

やはり、POLOが目を引きます。

その他、多くの店舗が並びますが、最近の商業施設ではスノーピークの存在感がありますね。

空間環境は現状も生かしつつ、変化があります。

コロナ禍もあり、密閉された空間より、今はこういったオープンエアの方が好まれますね。

ECが伸長し買い物空間としての地位が下がるリアルな商業施設。

その存在価値は、今後、こういった居場所としての「場」「空間」「広場」がますます重要になると思います。

（三井不動産株式会社のリリースより）
■Hisaya-odori Park計画概要
所在地：名古屋市中区丸の内三丁目、錦三丁目他
敷地面積：約54,000m2
構造規模：鉄骨造2階建て（一部平屋）
延床面積：約8,000m2
貸床面積：約7,200m2
店舗数：全35店舗
交通：名古屋市営地下鉄東山線・名城線「栄駅」隣接
名古屋市営地下鉄名城線・桜通線「久屋大通駅」隣接
営業時間
公園：24時間開放（一部施設は夜間の使用ができない）
店舗：10時～21時 (予定)
※営業時間は、店舗により異なる
事業者：三井不動産
公園設計：日建設計・大成建設
建築設計：大成建設
施工：大成建設
造園・植栽整備：岩間造園
公園指定管理者：三井不動産