2月にコロナ禍が始まり、4月に緊急事態宣言による休業、そして解除するも収束することはなく、逆に当時よりも拡大しています。
この状況の中、一番の心配は、この「下期から来年」です。
これまでは貯金がありました。
貯金とは、2019年度に受注した案件、発注して納品(商品在庫)をうけたもの、そして稼いだキャッシュ(剰余金など)
しかし、この半年、すべてが止まっています。
そして、各企業はこの下期に販売するものの発注や製造を絞っています。
売れるかどうか分からない、また休業がやってくるか分からない、この状態では発注することをためらうのは当然です。
ということは、この下期は販売する商品は激減(枯渇)するでしょう。
また、この半年、新たな受注や受注が拡大した企業はどれほどいるでしょうか。
むしろ、今年は投資はストップ、経費はカット。
来期の投資もペンディングになっています。
ということは、この2月までの貯金(受注、在庫、仕掛品、資金など)は、この半年で使い果たした上にこの下期から来期にかけては新たな受注や製造が滞る。
この半年、コロナ禍で右往左往しましたが、それ以上にこの下期は厳しくなることが予想されます。
特に大きな会場など多数の人を集めることを商いにしてきた企業は別な方法(収入の方法)を考え出さないと、この1年大変なことになってしまいます。
2021年1月にワクチンが出来るとの情報ありますが、それが間に合わなければ、今の状態を前提とした収入を予算とするしかない。
そして、1人10万円、アベノマスク、持続化給付金などで支出した政府は、タイミングを見て国民に増税を求めてくるでしょう。
だからと言ってコストカットに走れば縮小均衡、衰退に向かう。
コロナは多くのことを我々に迫っているようです。