前2回でECへの取り組みについてコメントしたが、セミナーでは、こういった業務やビジネスについて、「やった方がいいですか?やらない方がいいですか?」という形で質問が来ることが多い。
恐らく、質問者は、①逡巡しているので背中を押して欲しい場合か、はたまた、②誰かに言われた(指示された)ものの自分の中で腑に落ちていない場合か、そんな状況だと思う。
この場合、私はその質問者が、どのような企業に所属し、どのような立場にいて、どのような課題やミッションを持っているのか、などなど全く分からない。
オンラインセミナーだと、質問がチャットで来るので、名前も企業名も性別も年齢も顔すらも分からない。
その中でドンピシャの答えはなかなか難しいものの、何とか、その方のヒントになるように考える。
SCがECをやることについては?との質問には、「やるからにはここを乗り越えて欲しい、そうすれば出来る」という答えになる。
ただ、ビジネスで大切なのは、「出来る出来ない」「やれるやれない」ではダメだと思っている。
では、何か。
それは、「やりたいか、やりたくないか」では無いかと。
自分で「やりたい」と思えば、成功するようと頑張るし、うまく行かなければうまく進むよう知恵も絞る。
もし、失敗しても誰のせいにも出来ないし、自分への後悔も無いし、次への糧になる。
これが誰かに言われて(指示されて)、渋々取り組んだものはうまくいかないことが多い。
そして、うまくいかなった時、「ほら、やっぱり」「俺は最初からやりたくなかったんだ」と言い訳や不平だけが残る。
「出来る出来ない」「やれるやれない」は、やってみなければ分からないもの。
要は、自分がやりたいのかやりたくないのか。
これが大切
ECもやりたいのであればやった方がいい。
その上で成功させるためにあらゆる手を尽くし知恵を出して前に進む。
野球のバッターで打率3割はすごいことだ。
逆を返せば、10回振って3回した当たらないということでもある。
でも、振らなければ1回も当たらない。
ビジネスも同じだと思うのです。