いつもながらNTT都市開発の不動産開発力には驚かされるが、今回はまた相当の努力と工夫だったと感じさせる開発「WITH HARAJUKU」
(NTTUDのサイトから拝借しましたhttps://www.nttud.co.jp/news/detail/id/n24767.html)
場所はJR山手線原宿駅の真ん前。
絶好の立地だ。
そこに土地を手当てするなど、相当の投資と苦労だったことは想像に難しくないが、それをコロナ渦を超えての開業。
本当にご苦労様でした。
今回の計画は、住宅も複合している。

地形を活かし、ショップ、ホール、シェアオフィス、そしてレジデンスの複合だ。
行くと分かるがかなり入り組んだ設計と動線になっている。

この絵からも分かるように原宿の駅前から竹下通りに通り抜けられるようになった。
恐らく、この接続も相当の交渉や調整が入ってものと推測する。

正面はウッドをあしらった外観だ。
今回の店舗の目玉は、IKEAの都心型店舗とチャレンジ満載のユニクロだろう。

まずは、IKEAから、なんて考えたのが甘かった。
2階で整理券をもらい1時間待ち。
あえなく断念。
また来よう。
そして、ユニクロ。

原宿のユニクロと言えばフリースブームを作った場所だ。
店内に入るととてもポップなイメージ。


普段のお店とはちょっと違いますね。
でも、今回の新しい取り組みはこちら。

スタイルヒント。
店内は、

商品の向こう側にずらっと並ぶモニター。

近づいてみるとこんな感じ。

「どうするんだろう?」と見ているとお店の人にこんなペンを渡された。
これでモニターを操作するとものすごい数のスタイルヒントが現れ、それがWEBとも連動しているらしい。
さてさて、どんな効果があるのか、今後が楽しみだが、もう対面での接客は不要ですね。
コロナ渦を受けて、この傾向はますます強くなりそうです。
この他のお店も。



そして、シェアオフィスとホール。

こちらのシェアオフィスはサイトを見ると、
■シェアスペース「LIFORK原宿」「LIFORK原宿」は、「“自分のやりたい”を実現する、最高の空間」をコンセプトに、人々の多種多様なスタイルに合わせてフレキシブルに利用可能なシェアスペースです。会員制コワーキングスペースおよび30分単位で利用可能な約240㎡のレンタルスペースを提供します。
と書いてある。
便利な場所となりそうです。
環境もゆったりした設計になっています。

良い感じです。
時間が無かったので、この銅像の意味を見てこなかったのですが、何か意味があるのでしょう。

少しだけ残念だったのは、竹下通りへのアプローチかな。
原宿駅側から見ると裏口。
ここを出ると竹下通りでつながります。

この先に見えるのが竹下通り。

原宿駅から竹下通りに至る動線をもっと強くして、この人たちのサブ動線にすることが出来たらすごいことになりそうです。

恐らく、地元の調整、行政との協議、排水の問題、都市計画との整合、工事費などなどいろいろな要件が重なって作られる開発案件なので、そんな簡単なものではなかったのでしょうね。
とにかく、原宿の新名所、これからが楽しみです。
しかし、この上に乗っているレジデンスはいくらするのでしょう。。。。