SCアンドパートナーズ

Vol.341 「比較優位の原則」

新型コロナウィルスの影響で各国の人の動きの制限が加わり、モノの移動までも制約を受ける。

そのことでグローバル社会のあり方が問われている。

そんなニュースを見ながら「リカードの比較優位の原則」を思い出した。

世界は、この理論から大きく貿易社会が突き進むことになるのだが、今の日本の食料自給率は低く、洋服を始めとする消費財のほとんどが輸入だ。

これが今、大きなリスクとなっている。

経済学の理論は、平和な社会で人々が経済合理性の下、行動することが前提だ。

今、下流域にある外食や小売りが打撃を受け消費が大きくダメージを受けているが、これが耐久消費財に及び、その耐久消費財や生産財を作る大企業や輸出入する企業に波及し、企業体力の低下に伴い、金融機関は貸し出しに慎重になる。

結果、金融がダメージを受けて資金流通は滞り金融サイドのスタックが始まれば、ますますグローバル社会は脅かされる。

SBグループは既に直面しているように見える。

世界中が、ここまで進む前に何とか収束して欲しいと思う。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

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