新型コロナウィルスの影響で各国の人の動きの制限が加わり、モノの移動までも制約を受ける。
そのことでグローバル社会のあり方が問われている。
そんなニュースを見ながら「リカードの比較優位の原則」を思い出した。
世界は、この理論から大きく貿易社会が突き進むことになるのだが、今の日本の食料自給率は低く、洋服を始めとする消費財のほとんどが輸入だ。
これが今、大きなリスクとなっている。
経済学の理論は、平和な社会で人々が経済合理性の下、行動することが前提だ。
今、下流域にある外食や小売りが打撃を受け消費が大きくダメージを受けているが、これが耐久消費財に及び、その耐久消費財や生産財を作る大企業や輸出入する企業に波及し、企業体力の低下に伴い、金融機関は貸し出しに慎重になる。
結果、金融がダメージを受けて資金流通は滞り金融サイドのスタックが始まれば、ますますグローバル社会は脅かされる。
SBグループは既に直面しているように見える。
世界中が、ここまで進む前に何とか収束して欲しいと思う。