SCアンドパートナーズ

Vol.353 「新型コロナウイルスから学ぶこと」

感染の広がりが止まらないウイルス

全国の商業施設は相当のダメージを受け始めた。

インバウンドの多い施設では、入館者が7割、多いところで5割、そんな勢いで減少してる。

インバウンドの多くない施設でも、足元商圏では無い観光商業の濃い施設は、出かける人も減るから入館者が減少する。

だからと言って集客しよう、なんて、時節的に許されないし、イベントやってもそう集まらないだろう。

中国では、やはり、ECに依存するらしい。

早く終ってくれないかと祈るばかりだ。

イベントも中止になると、ホテル、会議場、ホール、飲食店、あらゆるところにダメージがある。

中国からの資材や什器が入って来ないから、内装工事も停滞。

怖いのは、この騒ぎが一段落した時、一気に中国からの出荷が始まると荷受けがとんでもないことになるとも聞く。

今回、学んだのは、何事も一つのチャネルに依存することは、やはり、リスクになると言うこと。

安価だからとどこかに仕入先に集中することは仕方がない。

でも、これからは、多少高くても分散することが必要だろう。

意外なのは、日本国内のインフルエンザの罹患がかなり少ないと言う。

理由は、コロナウイルスのせいで、手洗いうがいマスクなどの対策がされているから、とか。

とすると、インフルエンザも実は皆の努力で減らせるものということ。

この予防は、過剰にならない程度に浸透するといいのだろう。

しかし、この騒ぎ、いつまで続くのか。

頭が痛い問題だ。

今日の羽田空港の国際線ターミナル。

普段は中国からの人でごった返してるのに、ガランとしてる。

近々、JAL北京線も休止になるらしいから、この静かな羽田空港もしばらく続きそうだ。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-