1月22日、SCビジネスフェア会場でのプレゼン、ご参加ありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。
お伝えした通り、団塊世代の出生数が270万人、それに比べて昨年は90万人。
3分の1
なのに、いつまでも売上高「前年比」を追い掛けるSCビジネス。
そこに無理があるから皆、苦しむ。
SCの現場では、「販促」というプッシュ型の前近代的なプロモーションも未だ健在です。
売上の上がらない理由を、ECのせいにしたり、暖冬のせいにしたり。
でも、そんな言い訳を言っても売上が上がるわけもなく。
とにかく、目の前に起きていることが常に「正しい」
それが、どんなに気に入らないことでも、受け入れがたいことでも、納得できないことでも、「起きている事実がすべて正しい」
じゃあ、どうするのか。
それは「売上が下がっても困らないビジネス」に切り替えるしかない。
もちろん、流動客が多い場所や集客機能がしっかりしている場所ではプッシュ型の販売促進で売り上げを求めるのもいいでしょう。
でも、日本全国、同じビジネスモデルが通用する時代は、2005年を境に終わっているのです。
では、次に我々が考えることは何か。
それは自らの経営資源をもう一度考えることしかありません。
①持ち得る経営資源を最大限、利活用はしているのか。
②創意工夫の余地は無いのか。
③生産性の低い業務を若い社員にやらせていないか。
④常識にとらわれた仕事を続けたままになっていないか。
これまでの常識を覆すことでひょっとしたら新たな利益の源泉があるかもしれません。
2020年は、SCビジネスにとって正念場の年になるでしょう。
百貨店が編み出した消化仕入れというビジネスモデル
SCが生み出した商業用途のテナント賃貸ビジネスモデル
どちらも経済が膨張し、人口が増加することが前提に作られたもの。
今年は、オリンピックで浮かれることがあっても会期は1か月にも満たないイベント。
あてにはなりません。
2020年、我々にとっては大きな転換点になると思っています。