SCアンドパートナーズ

Vol.324 ナイトエコノミーは必要?

ここ最近、香港の混乱や日韓関係の悪化などで外客数がやや陰り気味。

そんなことも手伝ってか、「インバウンド客に夜も楽しんでもらおう」と去年あたりからナイトエコノミーが叫ばれている。(一部?)

と思っていたら、何と、15億円の予算が投下されるらしい。

確かに、海外に行くとどこもかなり遅くまでお店は開いているし、ショーなどのエンターティンメントも夜遅くから開演される都市も多い。

ところが日本に来ると店は21時で閉まるし、ショーなどのエンターティンメントが少ないので夜を楽しめないと言うのだ。(本当に皆、そんなこと言っているのだろうか)

でも、日本の良さってそこなのかな。

日本の良さは、食事であり、歴史であり、四季であり、自然であり。

何もラスベガスのように夜中からサーカスを見に行く必要も無いように思うのです。

「郷に入っては郷に従え」

ナイトエコノミーに疑問を感じるのは、

1.働き方改革と逆行してない?
夜遅くまで働くことを国が奨励するのは矛盾を感じます。

2.日本中、どこも夜の街にするの?
アメリカだって場所が限定されています。

3.人間の健康に影響しない?
人間の体は、太陽と共にあり、昼夜逆転して生活することがいいのでしょうか。

4.犯罪や非行の温床にならない?
商業施設が長時間営業になったことで親が商業施設に働きに出てしまい、夜、子供が一人で家にいることが増えました。

5.我々は、経済成長のためにこれからも生きていくの?
人口が減って経済が停滞しないよう街の稼働時間を長くする。
でも、人口が減ったら減ったなりの生活を作っていくことが大切では。

6.日本らしさってどこにあるのでしょうか。
これが一番の理由です。

15億円、他に使い道はありませんかね。

バンクーバーやシアトルやポートランドが成熟都市として良いお手本になると思います。

皆さんは、経済成長やインバウンド客を楽しませるために夜遅くまで働きたいですか?

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-