2019年12月24日、毎年恒例の(一社)日本SC協会主催の2019年冬期定例記者懇談会・交流会が開催され、2019年のSC概要に関する速報値がリリースされた。
これを見ると日本のSC総数が減少している。
3,220か所→3,219か所
2018年末、日本に立地するSCの総数は3,220か所だったものが、2019年末、1つ減って3,219か所になったと言うのだ。
しかし、2019年に開業したSC数は46か所。
昨年の37か所に比べ増加している。
では、なぜ、総数が減ったのか。
その理由は、下の2つのグラフを見れば分かる。
2019年は、「新規SC 46か所-閉鎖等SC 47か所=差し引き1か所の減少」となっているのだ。
さて、この結果は「2019年に限ったこと」なのか。それとも「SC数が減少に転じた」と評価すべきものなのか。
分析はこれからになるが、少し気になる点は、開業したSCの平均面積の減少だ。
ここ数年、20,000㎡程度だったものが、2019年は15,000㎡まで縮小している。
SC数の減少の要因は、ここに隠されていると考えている。