SCアンドパートナーズ

Vol.318 「2019年、SC総数は減少(速報ベース)」

2019年12月24日、毎年恒例の(一社)日本SC協会主催の2019年冬期定例記者懇談会・交流会が開催され、2019年のSC概要に関する速報値がリリースされた。

これを見ると日本のSC総数が減少している。

3,220か所→3,219か所

2018年末、日本に立地するSCの総数は3,220か所だったものが、2019年末、1つ減って3,219か所になったと言うのだ。

しかし、2019年に開業したSC数は46か所。

昨年の37か所に比べ増加している。

では、なぜ、総数が減ったのか。

その理由は、下の2つのグラフを見れば分かる。

2019年は、「新規SC 46か所-閉鎖等SC 47か所=差し引き1か所の減少」となっているのだ。

さて、この結果は「2019年に限ったこと」なのか。それとも「SC数が減少に転じた」と評価すべきものなのか。

分析はこれからになるが、少し気になる点は、開業したSCの平均面積の減少だ。

ここ数年、20,000㎡程度だったものが、2019年は15,000㎡まで縮小している。

SC数の減少の要因は、ここに隠されていると考えている。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

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