グランベリーモール閉鎖から2年半、装いもあらたに「南町田グランベリーパーク」が、11月13日にオープンする。
建築設計デザインは、たまプラーザテラスと同じ「LLA」
いつもダイナミックなデザインを描く彼らの発想力には感心する。
今回、南町田グランベリーパークと商業施設がどうしても前面にでるが、事業名称は「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」と言う。
その面積、22ha!
単なるモール開発では無い。
町田市が主導し、公園と一体となった公共性の高い開発になっている。
駅名も「南町田」から「南町田グランベリーパーク」へ。
電車を降りるとそこから楽しげな空間が広がる。
ホームでスヌーピーが迎えてくれる。
広々としたオープンモール。
公園と一体だ。
モンベルも帰ってきた。
クライミングもカヌーも体験出来る。
今回は子供に優しい場所がたくさん
いろいろな楽しみ方があるだろう。
子供お着替えが出来るところも。
各所にパウダールームを配置。
長く滞在しても大丈夫なようにいろいろな工夫が。
それぞれの建物にコンセプトがあって、ゆっくり見るためには4時間くらいは必要だと思う。
このプロジェクトは、最初の企画段階で携わった。
その時のコンセプトは「パビリオンモール」
最近のSCやモールの作りは、恣意的に動線が作られ、全ての店舗の前を強制的に歩かせるような設計がほとんど。
この企画段階、こういったモール開発にアンチ。
それがパビリオンモール
ディズニーランドやUSJのように各パビリオン(アトラクション)が配置され、それをお客様は自由に回る。
あくまでお客様の自由。
だから、お客様が行きたくなるようなパビリオンを作れば、結果、回遊してくれるのではないか。
そんな発想がパビリオンモールのコンセプトだった。
日本は雨が多い。だから庇(屋根)を完備する。
でも、それをあえて最小限にして空を感じる。
このデザイン、是非、現場で感じて下さい。
■商業施設計画概要
施設名称:グランベリーパーク(Grandberry Park)
所在地:東京都町田市鶴間3-4-1
敷地面積:約8万3000m2
延床面積:約15万1000m2
店舗面積:約5万3000m2
店舗数:241店舗
駐車場:約2000台
着工:2017年5月9日
設計:東急設計コンサルタント
施設デザイン:LLT(ラグアルダ・ロウ・棚町建築事務所)
ランドスケープデザイン:Fd Landscape
https://gbp.minamimachida-grandberrypark.com/