昨日、このコラムに出生数の低下を指摘した。
でも、この問題は、流通業だけの問題ではない。
今、生まれてくる子供達が20歳になる頃、市場は半分以下になる。
だから、テーマパーク、車の販売、酒、飲料、レジャー、大学、もう、ありとあらゆるものがダメージを受ける。
でも、変わらず、人のいないところに道路や橋を作ってる日本。
使われていない体育館や公民館や○○交流センターといった箱があちこちにたくさんある。
地方創生、国土強靭化計画、色々な名前を付けて公共投資が行われる。
ケインズ経済学は未だ健在だ。
でも、人口の集中する東京は、変わらず、通勤ラッシュと渋滞と待機児童で溢れる。
前回の東京オリンピックの時、前後して作ったモノレールや首都高や新幹線も当時のままだ。
この間、首都圏は何をしてたんだろうか。
あの通勤ラッシュと階段ばかりの東京で子育ては大変なこと。
団塊ジュニアが年金をもらうのは今、生まれてくる人達。
それが90万人を下回ろうとしている。
200万人 対 90万人
どう考えても無理だろう。
最大の政策課題では無いだろうか。
給料が年功で上がるなんて、人口が増えて、経済が膨れたから出来たこと。
これが「昔はね、」なんて話になるのだろうか。