今、1年間に生まれる子供の数は90万人。
団塊世代、団塊ジュニア世代の時は、年間200万人の子供が生まれていたからその半分以下になる。
団塊ジュニア世代は、1971年から1974年生まれだから1990年代あたりから大きな消費市場を作り、2000年代にかけてファッションビルや郊外のRSCの需要を支えてきた。
しかし、来年2020年には、その団塊ジュニアも49歳。
もう壮年を過ぎる。
今、生まれた子供たちが成人になる頃、2000年代の半分以下の市場しか無いことになる。
前年比を追いかける経営をしている流通業界やSC業界には恐怖心しかない。
でも、これは現実。
いろいろな予測はあれど、この人口統計だけは絶対に変わらない。
なぜなら、去年生まれた子供の数を変えることは出来ないからだ。
今、これまでのビジネスを「続けている人」や「続けたい人」は、不安感に包まれている。
でも、受け止めるしかない。
起きていることが現実だから。
その上でどうするか。
それに尽きる。