2019年10月2日開催された「ららぽーと沼津」の内覧会に行ってきました。
内覧会は13時から開始していたものの仕事の関係で到着したのが19時。
もうすっかりあたりは真っ暗ですね。
でも、本当はもう少し早く着く予定でした。
向かう途中、SNSで
「周辺の道路が大変なことになっている。」
「車が近づけない。」
「市立病院前でタクシーを降りて歩いた」
「沼津駅から40分かけて歩いた」
「帰りのタクシーを50分待った」
などなど物々しい情報が飛び交っているので不安ながら沼津駅に到着。
駅からタクシーに乗り込むと、運転手さんが「どこまで近づけるか分かりませんが、行けることまで行きましょう」と。
これは大変なことだな、と思いながら「ダメなら途中で降ろしてください、歩きますので」と告げ、向かいました。
案の定、国道一号線はびっしり。
運転手さんが「北側から回り込みましょう」と。
でも、ららぽーとまではたどり着けず、北側の幹線道路で降ろしてもらってテクテク歩き、ようやく到着。
ということで、あたりは既に真っ暗となっていました。
これは開業したら大変なことになりそうだ。
でも、それだけ市民の皆さんの期待が高いということですね。
モールは曲線と直線を組み合わせてすっきりした空間
そして、ユニークなのは「八の字動線」
これまでららぽーとで「八の字動線」てあったか、ちょっと記憶にないけど、考え方の基本は、「2核1モール」
これに小規模なサーキット動線を2つ連ねたような形。
ユニークですね。
今回、「メインターゲットを30~40代子育て中のニューファミリー」とあるように子育て世代向けのサービスがふんだんに。
無料でここで子供が遊べる。
雨の日など賑わうことだろう。
そして、地域の特産や工芸品をPRする場所も。
見た感じ、POPUPで対応するのでしょうか。
そして何と言ってもフードコート。
とにかく広い。
内覧会というのにびっしりとお客様がいます。
そして、地元のお店。
沼津とは少し離れるけど浜松餃子の「石松」
そして、驚いたのは「丸天」
丸天がフードコートに出るとは夢に思わず。
名物のタワーのかき揚げをいただきました。
面白いのはフロアマップのビジュアル。
沼津ならではですね。
空間的にもゆったりしていて気持ちがいい。
日中に来れば、自然光が入るのでまた違った印象でしょう。
静岡県は、これまで、浜松にイオンモールが2つ、東静岡にマークイズ、磐田にららぽーと、その他地元の工場跡地を活用した商業施設はあるもののほとんどRSCがありません。
特に東部には皆無。
全くの空白地帯。
静岡県東部の人が初めてGAPを見たのは2000年開業の御殿場プレミアムアウトレットだったと言うくらい大型SCになじみが無い。
そこに突然、売上高320億円、店舗数200店舗の大型SCが登場したのだから、それはかなりのインパクト。
昔、沼津駅前には、西武百貨店も丸井もあった。
でも、今はすべて閉店。
そして、ららぽーとの開業。
ららぽーとは、相当の集客と売上が望めると同時に近隣のイシバシプラザや沼津市街地への影響は相当なもの。
郊外と中心市街地、どこにでもある構図だけど悩ましい問題です。
これまでいろいろな法律や政策で中心市街地の活性化に取り組んできたけど、どこもうまくいっていない。
これも消費者のニーズを考えれば致し方ないものなのか。
10月4日の開業セレモニーには沼津市長も参列のようだけど、この市街地の行く末も大きな政策課題となると思います。
■ららぽーと沼津の概要
所在地:静岡県沼津市東椎路字東荒301-3他
敷地面積:約11万9816m2
構造規模:店舗棟 鉄骨造地上4階建(1~3階:店舗、4階:屋上駐車場)
立体駐車場棟:鉄骨造地上5階建3棟
延床面積:約16万5000m2※立体駐車場棟含む
店舗面積:約6万4000m2
店舗数:217店
駐車台数:約3600台
交通:JR東海道線「沼津駅」約2.5km
JR東海道線「片浜駅」約2.0km
営業時間:物販・サービス・フードコート10時~21時、レストラン11時~22時
https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/numazu/
※HPより。