SCアンドパートナーズ

Vol.253 「収支計画策定セミナーからの反省」

昨日は、「SC・商業施設の収支計画策定と経済性計算の初歩(演習)」と題してセミナーを開催しました。

このセミナーは前回の開催の際、アンケートで「もっと演習の時間が欲しい」という要望が多かったので、できるだけ、市場環境などのテーマを省き、収支表と経済性計算のパートに時間を割き、組み立てて臨みました。

事業計画策定のステップに始まり、NOI利回り、DCFへと話を進めます。

利回りというのが瞬間的な評価になるところを経年、それも将来に生じるCFのリスクを収支表に織り込むためのDCF法を解説し、そして、普段、エクセル関数で計算するNPVとIRRの構造と仕組みを手計算を通して感じてもらうという組み立てになります。

終了後のアンケートでは、

「エクセルで計算していたものがようやく中身が分かりました」
「会社で飛び交う用語の意味が分かりました」
「本で読んでも分からなかったものが今回でクリアになりました」

という高評価の反面、

「計算に時間がなさ過ぎる」
「早くて着いていけない」
「NPVやIRRはエクセルで計算出来るんだから手計算なんてやる必要あるのか」
「2回分じゃ無いのか」

と言ったご意見もあり、改めて、こういったテーマを公開セミナーで開催する難しさを感じました。
そして、まだまだ計算する時間を取る必要があったのかな、と。
なので、3時間でこのテーマは難しいのかも、と思ったりもしました。

ちまたに多くある「事例発表や実績紹介セミナー」と違って、こういった「ビジネス基礎セミナー」では、汎用性のある一般化された解説になるので各社の実情に合わせたOJTまで踏み込むことは出来ません。

OJTの延長として期待した方にはなかなか満足いかない面も多く出てきます。
セミナーの内容を自分の業務に置き換えて考えることを期待したいのですが、なかなか難しいですね。

(こういう要望には企業訪問型の研修で対応しています)

なので、「こういう場合はどう考えればいいのか」「この場合、どう対処すればいいのか」といったご質問をいただければ実務に即した回答が出来るのですが、公開セミナーではなかなか質問も出ないので歯がゆいところです。

次回はSCリニューアルをテーマに開催します。
https://scandpartners.jp/seminar/3595
ここでは全国を取材して集めた事例集、そして、それらを類型化一般化し、手法として整理したリニューアル理論。
この2つを中心に解説します。

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株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員、渋谷109鹿児島など新規開発を担当。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。岡山理科大学非常勤講師、小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒、1961年生まれ。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-