話題のワークマンプラスを見た。
商品には、580円、980円という価格が付いている。
アウターなど一般のアウトドアブランドの価格と0が一つ違うのでは?と思うほど安価だ。
アパレルメーカーや百貨店の人達には「モノが違う」「品質が違う」とご指摘を受けそうだが、そんなことすっ飛んでしまいそうな価格設定だ。
しかし、580円で売るシャツの原価っていくらなんだろうか。
20年ほど前、アメリカのアウトドアブランドがフリースを13,800円で販売しているのを見て、「フリースは高価なものなんだな」と思っていた矢先、UNIQLOが1,980円のフリースを出した時の衝撃に近い。
13,800円と9,800円なら、がんばってカッコいいブランドマークの付いた13,800円のフリースを買おうとも思うが、13,800円 vs 1,980円となれば「いっかー、これで」となる。
今朝の新聞に統一セールの形骸化について記事があったが、もう、セールなど待たずにいつでも十分安い洋服が手に入る時代。
高いと思っていたスーツも2プライス店が出来て安価で買えるようになった時も驚いたけど。
過去、500円の原価のシャツにブランドマークを付けると3,900円になると聞いたことがある。
でも、今は500円のシャツを800円で売る時代。
店に入ると50%割引クーポンを配る店もある。
洋服の価格。
何を信じていいのか。
買う人の納得感がすべてだけど、事業者ももっと消費者が信頼感を持つような価格設定と販売政策を頑張って欲しいと思う。