今年の梅雨は本当に雨、雨、雨。
プールの入場者は95%減とか。
大打撃。
天気にはかないませんね。
でも、天気のせいにばかりしていても何も解決しない。
ここは「雨が多い⇒入館者が少ない」
この状況を現実のものとして受け止め、「じゃあ、どうする?」だ。
入館者数が少ない今だからこそ、お客様の滞在時間にこだわりたい。
下記は、あるショッピングセンターで滞留時間と客単価の相関を最小二乗法を使って単回帰分析を行ったもの。
明らかに正の相関が出ている。
この場合、滞在時間が伸びたから単価が上がったのか、購買時間が長くて滞在時間が伸びたのか、そこまでは明らかにしていないが、少なくとも滞留時間と客単価は正の相関を示す。
要は同じ入館者の数なら、なるべく長く滞在してもらうことだ。
滞在時間が伸びればお腹も空く。
ところが「あなたの担当するSCの平均滞在時間は何分ですか?」とセミナーで聞くと意外に把握されていない方が多い。
売上の良くないSCにコンサルティングで入るとまず間違いなく、この滞在時間が短縮している。
お客様にとって楽しさを感じないのだろう。
以前、このコラムでSCデベロッパーの仕事は、「入館者数」と「滞在時間」を伸ばすことだと指摘した。
接客指導やVMD研修やロープレ大会もいいけど、それはテナントさんの責任と役割。
実際、SC全体の入館者数や滞在時間を伸ばすことはテナントさんには難しい。
あくまでデベロッパーの仕事だ。
専権事項と言っていい。
SCデベロッパーの役割は何か?
雨で入館者数が伸びない今、改めて考えませんか。
郊外SCで子供の遊び場が効果を発揮する。
子供が飽きなければ滞在時間は伸びるもの。
(写真はたまプラーザテラス)