登録している外資系のアパレル企業から以下のメルマガが来た。
目を疑った。
詰め放題とは。
外資系のブランド、それなりカッコいいと思っていたので、落胆が隠せない。
(ジャケットもシャツも結構持っている)
スーパーマーケットでビニール袋にじゃがいもを詰め放題するイベントをよく見る。
それと同じか。
ここで思ったのが、「アパレルのコモディティ化」だ。
コモディティとは、「一般化したため差別化が困難となった製品やサービスのことをいう。」(コトバンク)とある。
これまでも洋服のコモディティ化は言われてきたことだけど、このブランドまで詰め放題とは。
やっぱり洋服はあまりに一般化し、トレンドやファッションではなくコモディティグッズになったということか。
これまで側面販売を主とした洋服や靴の販売方法が今や「セルフ販売」。
カゴに入れてレジに持って行く。
特にこれは悪いわけではない。
単に販売方法が変ったのだ。
そしてレジも無人だ。
今や、スキャンする必要もなく、台に置くだけで金額が表示され、クレジットカードを入れればそれで完了する。
カード作りませんか、とか、今、これがお得ですよ、とか、余計な営業トークを聞かされることも無い。
(実はこれが一番ストレス)
レジは便利で迅速に限る。
今朝の新聞にバーニーズニューヨークの破産申請の記事。
確か、この会社は以前にも申請したことがあったように記憶している。
世界的にアパレル不況なのだろう。
もう洋服をファッションで売ることをあきらめてコモディティグッズとして売ることに発想を切り替えないといけないのかもしれない。
洋服好きには「そんなダメ!」と怒られそうだが、現実は現実。
粗利があり、坪効率も良く、賃料の負担力も高く、見た目もキラキラしたアパレルブランドをショッピングセンター事業者はこぞってリーシングした。
しかしこの光景はもう昔の話になりつつある。
(もう、なってる?)