昨日はららぽーと海老名を訪問。
海老名駅を降りるとこんな掲出が。
隣接する小田急のビナウォークと連携した夏のセール。
競合ながらも地域を盛り上げようとする姿勢が素晴らしい。
ららぽーと海老名はこの曲線の動線が美しいと思う。
ついつい歩きたくなる構造を上手に採り入れている。
ただでさえ長いモール。
これをいかに歩いてもらうか。
大型SCの普遍的な課題である。
ということで、今回の目的は「フードコート」
え?フードコート?
と思われるかもしれないが、ここららぽーと海老名のフードコートのイベント性向上の取り組みは特筆される。
夜ともなるとミラーボールが回り、POPなBGMと共に昼間とは全く違う空間に変わる。
アルコールも充実し、予め10枚つづり3,000円のチケットを購入するとフロアスタッフがドリンクの注文を取りに来てくれる。
ドリンクチケット10枚。
て、ことは1杯300円。リーズナブルだ。
ドリンクはこの他にもハイボールやワインやサワー類。
充実している。
そしてユニークなのはメニューだ。
この中にフードコートに出店している店舗のおつまみメニューが価格帯ごとに記載されている。
で、それの注文の仕方がこれだ。
三井ショッピングパークのアプリをダウンロード。
そして、ここから注文する。
この画面から入ると、こんな画面に。
好きなメニューを選び、クリックするとお店に注文が飛ぶ。
今回は、試しに利久の牛タンを頼んでしばらく待つ。
するとこんな画面と共にメロディが鳴るのでお店へ行く。
利久のお店で無事注文した品物を店頭で受け取って席へ。
受け取ったことをスマホに承認。
と、なんて楽なんでしょ。
支払いは紐づけたカードからの引き落とし。
ここでもキャッシュレス。
昨日は、我々の他にも数グループの酔客が。
中には常連らしきグループも。
フードコートで飲む。
スマホで注文する。
キャッシュレスで支払い。
これだけ聞くと何だか味気ない気がするけど、実はこのドリンクオーダーには野球場のような背中にビールサーバーを背負った女の子たちがフードコート内を回遊し、顧客とコミュニケーションを取る。
そして、時折、このフードコートではディスコイベントを開催して皆で盛り上がると言う。
ららぽーと海老名の売上好調は、こういった地道な工夫と顧客とのコミュニケーションがなせる技。
でも、テクノロジーを使って利便性は向上させる。
どこにでもあるフードコートをエンターテインメント施設へ変えてしまう。
人が来ないと嘆く前にいろいろチャレンジ。
ららぽーと海老名オペレーションセンターの皆の創意工夫。
まだまだ続きそうだ。