先日、大手書店の方のセミナーに参加した。
その方曰く「このままでいくと日本から書店がなくなります」と。
今、書店がどんどん閉店していて、このペースが続くと近い将来書店というものが日本から姿を消すというのです。
競合が減少して、残る書店はあると思うのですが、少なくとも相当な勢いで日本では書店が減っているらしい。
と聞いた途端、私の周囲でもどんどん書店が閉店している。
駅ナカや住宅地、問わず。
悲しい限り。
だけど、困るか?と言えばECで次の日届く世の中。
そこは困らない。
でも、目的も無く本屋に行って本を眺めることができなくなる。
時間消費機能は失われてしまう。
ところが先日ポートランドに行ったとき、立ち寄ったパウエルブックスは大変な賑わい。
お店の造りは多層階でなんだか迷路みたいになっている。
新書も中古も両方置いている。
そして、本だけでは無く、雑貨やお土産物も。
とにかくいるだけで楽しい。
経営状況は分からないが、集客はすごい。
これを見て、「本屋が無くなる」のではなくて「これまでの本屋は無くなる」という表現が正しいのかとも思ったり。
日本では再販制度とか、いろいろ難しい問題もあるけど、工夫の余地はありそうです。