2019年5月20日、「ショッピングセンター徹底理解セミナー」を開催しました。
今回は、マーケティング研究協会の主催です。
このマーケティング研究協会は自社内にセミナー会場を持ち、ラウンジもしっかりしていて、飲み物などもフリーになっています。
快適ですね。
マーケティング研究協会のセミナー募集は、WEBでの案内ももちろんですが、DMもしっかり作られます。
まだまだ、こういったアナログなものも効果が高いとのことです。
今回は、ここのあるようにかなり項目が多かったため300枚を超えるpptの投影となりました。
また、テーマが広範囲だったことから受講者の職種がデベロッパー、オーナー、PM会社、不動産会社、テナント、コンサルタント、調査会社、内装会社、消費財メーカー、広告代理店とバラエティに富み、年齢、経験年数も多様になり講師としては難易度の高いセミナーでした。
特に貸主と借主の両方が参加されているので賃料設定や賃貸借契約書のパートなどは、双方の立場を考慮しなければならないので、かなり、苦しい解説になってしまいました。
例えば、改正民法における借主の修繕権や賃料の当然減額などは完全に利益相反になりますので、これを双方の立場から解説する、といった感じです。
ところが、終わってみると「双方のイメージが出来たので理解を深まりました」という意見も多く、なかなか分からないものですね。
終了後、参加者のご意見の多くは、
「ショッピングセンターの全体像を理解できた」
「平易な解説で初心者にも分かりやすかった」
「実務に基づく経験談も話していただいたのでよりイメージ出来た」
「これから出店していくにあたりビジネスの構造が分かった」
と高評価をいただきつつも、一部の方からは、
「知っていることが多かった」
「もっと絞って深堀してほしい」
「リーシングをもっと聞きたかった」
とある程度経験のある方や課題を明確に持っている方にとっては物足りないものとなってしまったようです。
これが公開セミナーの難しいところでもあります。
企業研修として行う場合は、あらかじめレベル設定やテーマ設定を綿密に人事部と調整するのですが、公開セミナーは当日になるまでその状態が分からないため、期待に添えないこともあり、申し訳なく思います。
公開セミナーでも、より具体的にすることも出来るのですが、具体的にすればするほど、その部分に関係の無い方にとってはつまらないものになってしまうので、どうしても最大公約数的なものになりがちです。
ただ、私のセミナーは、事例紹介やトレンド情報と言ったものではなく、実務を体系立てて構成し直し、OJTの補完となることを目指しています。
受講料分の知識は持ち帰って欲しいと思いますので不明なことや聞けなかったことなど質問して帰って欲しいと思いますし、資料にメールアドレスを記載してありますので後日でも結構ですので、お問い合わせいただける幸いです。
次のセミナーは、5月22日大阪開催のSC運営力セミナーと7月9日東京開催のリーシングセミナーを予定しています。