今週は、久しぶりに「ショッピングセンターの事業収支計画の作り方」セミナーを開催しました。
本セミナーは、ショッピングセンターや商業施設を開発する際の収支計画策定に特化した内容で構成しています。
この「ショッピングセンターや商業施設に特化した」というところが肝になるのですが、それは、
1.収入である賃料はテナントの売上が裏付けとなること。
2.そのテナント売上高は商圏や顧客が背景にあること。
3.そして賃料の構造は固定と歩合と両方から考える必要があること。
4.商業施設特有の貸方基準によってリース面積が変化すること。
などかなり特殊性を持っている構造を解説しつつ、
1.利回り
2.NPV
3.IRR
という経済性計算の仕組みを習得し、計画期間15年のショッピングセンターの収支計画表を作成することを目的にしています。
なので、まったくの初心者の方にはちょっと難しいところはあるのですが、なるべく平易に解説し、理解のために実際に電卓を叩いていただきながら進めていきます。
実は、このステップを理解することはショッピングセンターのビジネスモデルを理解する一番の早道であるような気がしています。
そのため、日頃、フロア担当とか、販促担当とか、営業担当とか、そういった「サービス業的業務」に従事している方にこそ受講していただきたいとも思っています。
今回は終了後、「NPVとIRRの構造が初めて理解できました」「早速、やってみます」という力強い感想もありながら、一方で「数字に弱くて。。」「途中で着いていけなくなりました」「足早です」といった声も一部にありましたので、次回は、もっと計算問題や数字のパートを丁寧にゆっくり解説する
「数字に弱いと思っている人も安心して受けられるショッピングセンターの経済性計算!」
と題して開催します。
ぜひ、お越しください。