台北のアトレ。Breeze南山「atre」に行ってきました。
場所は台北市信義区。
ここには台北市のランドマーク、台北101があるところ。
そのすぐ隣に建設されたビルの2階~4階に出店。
開業は2019年1月。
2階エントランス
今回、三井物産㈱と海外事業運営会社㈱アトレインターナショナルを設立し、当該会社と長僑投資開發股份有限公司(Breeze)とで台湾に合弁会社Breeze Atre Holdingを設立。
そのスキームの中での開発。
ただでさえ、まとまらないジョイントベンチャーの交渉を海外企業相手によくここまでまとめあげたと感心する。
店舗内は、アトレならではのデザイン。
「アトレらしさ」が確立してきた感じだ。
出店店舗の60%は日本から。
地元台湾からも魅力的店舗が揃う。
今回、物販だけでの出店のブルーボトルは人気があり過ぎて長蛇の列だったそう。
未だに売り切れ商品が続出。
発注中だそうです。
今回、感じたこと。
1.よくぞここまで。
海外進出は言葉も商習慣も国民性もすべてが異なる環境。
スキーム作りからリーシングから設計から開業まで艱難辛苦での業務遂行だったと思う。
途中、開業時期の変更など多くの障害が発生する中、ここまでまとめてきた関係者の努力に敬意。
2.アトレのポジショニング確立だね。
これまで台湾では百貨店かラグジュアリーの集積はあったものの中間的ポジションを取るMDが欠けていた。
そこを埋めるように登場したアトレ。
日本で作り上げたポジションを台湾で再現することでアトレの目指す姿を確立できたのではないかと思う。
3.ビジョン
このスキームを見ると今後も「やるぞ」という意気込みが見えてくる。
楽しみ。
商業施設のサブリース業はどうしても粗利益が低くなるビジネス。
そこをどう乗り越えていくか。
そこに成否のカギがあると思います。
総経理、ありがとうございました。