SCアンドパートナーズ

Vol.144 変化し続ける小田原ダイナシティ

小田原ダイナシティ ウエストモール。

今はこういったモール空間は珍しくなくなった。
でも、このウェストモールが開業した2000年、ここまでアメリカナイズされたモール空間に驚かされた。

曲線と直線、そしてバーチカル動線。
このコントラストにしばし立ち止まざるを得ないほど。
この先見性は評価に値する。

テナントミックスやマーケティングミックスは時代やトレンドに合わせて変更できる。
でも、空間と動線は一度作ってしまうとそう簡単には変えられない。
だからショッピングセンターに重要なのは、「動線と空間環境」
とにかくこれに尽きる。

ところが「分かりにくい動線」、「お客様を無理やり歩かせようとする動線」、「単調な動線」、「面白みに欠ける動線」、「やたらスケールアウトした動線」、などなど全国にはたくさんある。

もし、ダイナシティに行ったことが無い方はぜひこの空間を見て欲しいと思う。

ダイナシティ、当初はダイドープラザとして開業し、増床拡張を続けながら今の形になった。
当初の計画は大店法下、相当の苦労だったようだ。

そして、今回の西武百貨店の撤退。
でも、そのピンチをチャンスに変えて生まれ変わった。

最大級のH&M

デイリー性を高めた大型スーパーマーケットの導入

百貨店のデパ地下然として食物販

子供たちのためのフリースペース

ここ小田原ダイナシティは、いわゆる「単館SC」と呼ばれる。
単館SCは、大企業による多店舗化が進むSC経営の中、単独で生きていく運命を背負う。
だからこその地域や顧客や文化や慣習、そういったこととじっくり向き合って成長させていく。
街づくりと人づくり。

これからのチャレンジに期待したい。

この記事を共有する

CONTACT USお問い合わせ

セミナーに関するご質問、企業研修・コンサルティングのご要望、
その他お問い合わせはこちらから。

VIEW FORM

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。岡山理科大学非常勤講師、小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-