今年もたくさんの新入社員が入社した。
空前の人手不足。
かなり供給側の優位な環境の中、各企業、色々な工夫をする。
毎年、数社から新入社員研修を依頼されるが、その内容もバラエティー豊かになり、依頼企業もSCデベロッパー、PM会社、関連企業など多様に。
依頼内容も、ショッピングセンターの基礎知識研修、会社研修の前の導入研修、視察ツアーの企画など様々。
最近の新入社員たちは相当業界のことを勉強しているし、海外も含めて多くを見てるので、新入社員研修もかなりやり易くなっている。
この新入社員研修の面白いところは、とにかく若者が何に反応し、何に興味を持ち、何に期待しているのか、それを直に感じられるところ。
その中でもいつも感じるのは、十把一絡げにしないこと。
これに、尽きる。
よく、最近の若者は、とか、今年の新入社員の特徴は、とか、ゆとり世代とか、さとり世代とか、そういった分類分けをしたり、定義付けたりする。
確かに育った環境で共通する価値観は必ずあるもの。
でも、10人いれば10人の考えがあるし、それぞれの良さは異なる。
分類分けや定義をすると見る側の気持ちが楽になるけど、それは大人のエゴ。
その証拠にゆとり世代は、「失敗を恐れる」とか、「打たれ弱い」とか、言われるけど、スポーツ界で活躍してるのはゆとり世代だし、ITベンチャーに果敢にチャレンジしてるのもゆとり世代だ。
世に言うマーケッターと言う方々が勝手に付けたレッテルに惑わされず、変なフィルターを通さず、一人一人の可能性に目を向けるべきと思う。
忖度するサラリーマンの増産はもう止めよう。