以前、SC企業の新入社員研修を担当した時、「どこで洋服は買っていますか?」という質問に、
「洋服は古着しか買わないんですよね」
「ネットです」
「モールは情報があり過ぎて疲れます」
こんな回答が続々。
ショッピングセンター企業に入社してくる若者たちがこれじゃ、洋服は売れないわ、とため息をついていたら今朝こんな記事が。
「世田谷区はすべての区立中学校で月に1回程度、自由な服装で通学するカジュアルデーを設ける」と。
これは「服装についてみずから考えてもらう」
と言うことらしい。
考えてみれば、日本では制服や体操着をずっと着ていることで没個性。
子供の時から洋服を考えることで色とか、デザインとか、はたまた自分の個性とか。
そういうことを考える機会を作ることはいいこと。
ここは洋服が売れない売れないと嘆いている関連企業やSCや百貨店の皆様が一肌脱いでコーディネー教室やファッションショーやコーディネート提案など、カジュアルデーへのお手伝いをするってのはどうでしょう?
目の前の前年比を追いかけるだけでなく、未来のマーケットを作っていくことも大人の責任かもしれませんね。