今月のメルマガで「ひな祭りの取り組みはされましたか」とお伝えしました。
でも、ショッピングセンターのイベントとしては、「ひな祭りって盛り上がらないですよね」
ひな人形は、ショッピングセンターではなかなか売れないし、ひなあられ、菱餅ではそれほどのボリュームになりません。
でも、節分の恵方巻きのように何か仕掛けが出来ないのかな、ということをお伝えしたかったのです。
恵方巻もこの10年程度のもの。
昔は一部地域で営まれていた習慣を広島の商業者の方が広めたと聞いています。
こういったことがひな祭りではできないのでしょうか。
むしろ、こういった仕掛けを商業者たちが知恵を絞って文化を作っていく、そんな取り組みが必要ではないかと思うのです。
ひな祭り、とてもいいイメージですよね。
以前、「ひな祭りコンサート」という女性だけのコンサートが盛り上がりましたが(今もあるのかな)、こういった仕掛けが出来ないのか、と。
この季節、「春のコーデ」とか、「春の新作」とか、そういった事業者論理も良いですが、せっかく日本には素敵な文化や歴史があります。
それをうまくキャッチアップすることができたら素敵だと思いませんか。
以前から「モノからコトへ」て本当?と私は言い続けています。
そもそも、モノはコトがあって初めて動くもの。
ひな祭りがあるからお人形を買う。
節句があるから鯉のぼりを飾る。
キャンプに行くからテントを買う。
母の日だからカーネーションを買う。
このストーリー、物語、必然性、楽しみ、わくわく、ウキウキ、文化、習慣、慣習。
これらをアパレル中心のセールスプロモーションを見直す時期ではないでしょうか。
これがお伝えしたかった点です。
来年のひな祭りには国民の半分を占める女性達が楽しめるような企画期待しています。