アドバイザリー業務として、「テナントリーシング業務」と「事業計画策定業務」の2つを紹介しましたが、この他にちょっと変わったアドバイザリー業務があります。
それが「社長の相談役」です。
企業の社長というのは常に孤独なもの。
(これはその立場になってみないと絶対に分からない)
部下から上がってくる提案、報告、上申を総合して、自分で考え、自分で決め、そして指示を出す。
そのためには、自分が正しい情報を持ち、社会の流れを見ながら将来にわたる意思決定をしなければならない。
株主、社員、社会、自社、取引先、地域、それは多くのステークホルダーに囲まれる。
でも、「今の自分の意思決定が間違っていないのか」「もっと他にアイディアは無いのか」「部下の言っていることを鵜呑みにしていいのか」考えます。
常に葛藤の日々です。
そこで、私が社長の「セカンドオピニオン」役を担うことになります。
異なる情報を提供したり、その先に潜むリスクを提示したり。
時には全く異なる代替案を提示します。
そして、時には耳の痛い話もします。
それが疎まれて契約が終了することもありますが。 笑
でも、聞こえの良いことだけを言っているだけでは私のセカンドオピニオンとしての存在意義はありませんから時には耳障りの良くないことも言うことになるのです。
また、時には部下たちの代弁役になることもあります。
部下の皆に成り代わって、頑固な社長を説得する役目です。
これも重要な業務。
アドバイザリー契約を交わし、外部から知見を提供する業務。
なかなか奥深いです。