SCアンドパートナーズ

Vol.108 コンビニの24時間営業は必要か?

セブンイレブンが営業時間の検討に入っていることが報じられた。
コンビニエンスストアのフランチャイジーが人出不足などから営業時間の短縮を始めたことでザー側ともめてると報道があったばかり。

我々はコンビニエンスストアの数と営業時間と品揃えにどれほど便利な時代を過ごしているか計り知れない。
朝昼晩、一日に何回も行くこともある。

昔、正月3が日などは、すべての商店がお休みで毎日、お節料理を食べて過ごしてきたことを今の若者は知らないだろう。
しかし、今は年中無休、24時間が当たり前。

かく言う私も元旦営業を推進してきた身。
あまり偉そうなことは言えないが、この利便性を追求した経済活動をそろそろ見直す時期に来ているのではないかと思う。

元々、セブンイレブンは、朝7時から夜11時までの営業だからの命名。
そこに戻すことに何か不都合があるのだろうか。

売上高?
雇用?

24時間に合わせての生産体制や配送など多くのシステムと人が動く。
ここで生み出される経済的付加価値はGDPの一つかもしれない。

でも、GDPに表れない健康やゆとりなど大切なものがあるのではないかとそんなことをこの記事を見て思う。
少しの不便、受け入れてもいいですよ、と。

この記事を共有する

CONTACT USお問い合わせ

これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

Facebook:西山貴仁 -SC & パートナーズ-