SCアンドパートナーズ

Vol.106 アドバイザリー業務②

V0i.104でテナントリーシング業務に関するアドバイザリー業務を紹介しましたが、この他に「事業計画策定サポート業務」もその1つです。

例えば、商業施設開発の事業計画策定では、SCの適正規模、業種業態構成、テナントの売上高、賃料設定、貸方基準などを考え、収益、費用、利益、そして長期になればDCF法(NPV、IRR)を用いた経済性計算を行います。

下の表はこれを簡単にしたものです。

この表にたどり着くまでには、マスタープラン、設備投資計画、損益シミュレーションなどを行う必要があります。

結構、大変なのですが、この一連のプロセスを私がサポートします。

「請け負っちゃえばいいのでは?」と感じるかもしれませんが、アドバイザリー契約の特徴は、業務を請け負うのではなく、企業で作るプロセスを側面からバックアップするところにあります。

これは、私が請け負って成果物を出してしまうと結局、その企業には資料は残るけどノウハウは残らない、ということになります。

テナントの売上シミュレーションや商業施設特有の事業計画策定実務を形式知としてその企業に埋め込んでいくことがこの業務の目的なのです。
その他、SCの年間営業計画書策定や企業の経営計画、事業戦略シナリオなどもこの対象になります。

なので、時々、ご担当の方を冷たく突き放し悩んでいただくこともあえて行います。

冷たいやつだなー、と思われることもありますが、これは井戸を掘ることを請け負うのではなく、「井戸の掘り方を学んで欲しい」からです。

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これまで問い合わせ用メールアドレスをこちらに記載していたのですが、最近、営業メールの数が看過できないほど増えてきており、大変心苦しいのですが一旦閉じさせて頂きたくことになりました。
事情ご賢察の上、ご理解くださいませ。

株式会社 SC&パートナーズ

代表取締役西山貴仁

東京急行電鉄(株)に入社後、土地区画整理事業や街づくり、商業施設の開発、運営、リニューアルを手掛ける。2012年(株)東急モールズデベロップメント常務執行役員。2015年11月独立。現在は、SC企業人材研修、企業インナーブランディング、経営計画策定、百貨店SC化プロジェクト、テナントの出店戦略策定など幅広く活動している。小田原市商業戦略推進アドバイザー、SC経営士、宅地建物取引士、(一社)日本SC協会会員、青山学院大学経済学部卒。

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